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rakuten

2011年01月26日

男性型脱毛症の「塗り薬」、早期承認取得へ提携も視野

 アールテック・ウエノは1月24日、男性型脱毛症治療薬として開発中の「RK-023」について、前期フェーズ2試験で安全性を確認するとともに、有効性についても外観写真評価での改善で手応えを得たと発表した。同社によると、全世界の育毛剤の市場規模は1000億円といわれており、今後は国内外の有力なパートナーとの提携も視野に入れ、早期の承認取得を目指すとしている。現在、医療用の男性型脱毛症治療薬は経口のMSDのプロペシア錠のみで、アールテック・ウエノでは、初の塗るタイプの薬を開発することで、「手軽に使用できるようにしたい」(広報担当者)としている。
 国内で実施した男性型脱毛症患者を対象とした前期フェーズ2試験では、RK-023使用群とプラセボ使用群で1日2回、13週間頭皮に塗布した際の安全性・有効性を評価した。その結果、安全性の面で両群に差異は見られず、薬剤の血中濃度測定では、頭皮に塗布したRK-023の血液中の移行はわずかで、全身への作用も少ないことが考えられるという。
 また、有効性については、RK-023使用群に、外観写真評価での改善と成長期毛数(1日に0.2mm以上伸びる毛)の減少を抑制する可能性が見られたという。
 男性型脱毛症は、思春期以降に男性ホルモンの影響を受け、頭頂部から前頭部に薄毛や脱毛が見られる症状。同社では男性型脱毛症の人は国内に1200万人いるとしている。


Posted by rakuten at 10:10│Comments(0)
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